「おおきく振りかぶって」30巻レビュー

やっと図書館の貸出順番が回ってきました。
31巻は、まだ先になりそうですけど。

引き続き埼玉戦…終わらず。

埼玉のみんな、石浪に頼り過ぎじゃない?
石浪一族にプロがいるとか、
阿部家みたいに、父、祖父が捕手経験者?
石浪くん、1年生で出来すぎですわ。 

田島の「廉!自信持って投げろ」
西うら~ぜの名前呼び、ここだけでした。
三橋からの「阿部くん」もなかった…。
阿部も「おまえ」「てめえ」もなかった。

その代わり、「うん」と返す三橋の短い言葉を
阿部が察して三橋語読解力スキルが上がっていた。
何があったの…いや、もっと会話…しよう、よ。
察するだけだと、またすれ違うって。

埼玉の本気リベンジに、阿部はそろどころじゃありません。
石浪と対等にカケヒキできるのは阿部だけ。
両校の捕手対決!

首振るサインで、相手に考える時間を与えて
グルグル思考にさせる作戦。
これで相手の自滅を誘うことを考えつく阿部。

石浪のリードも細かいけど、
投手へのフォローはうまいしチーム全体の指示も行う。
これで1年生だよ~。ホント、出来すぎ!

 
 【カバー下の話】
三星受験前の、ミハと叶の話。

去年の三星野球部を見学していた叶。
当時いた部員は10人以上。今年は3人に減っていた。
それは…近所の鈴木さんが原因ではないかな。

前の監督が病気で入院。
野球経験のない鈴木さんが監督に。

叶たちが入部すると三星野球部は、
三年1人、二年2人、一年6人。
試合できるギリギリの9人部員。

叶「三星の野球部がとーしよーもなかったら、
  一緒にシニア入ろう」
シニア…。
三星野球部、どうしようもなかったのに、
結局、三橋はシニアに行ってないんよね。

3年間、三橋は投手でマウンドに立ち続けた。
ということは、シニアで叶は野球やってたのかなぁ。
そりゃ実力もつくわ。
三橋を誘わなかったのかな。
そのへん、原作では描かれていないので分からないけど、
誘いたくても2人の仲がこじれた時期だったか?

となると、二年の先輩2人が気になってくる。
どっちか捕手だといいね。
だって、畠ってへたっぴ捕手じゃん。
入部1年目の畠が正捕手になれる三星野球部、
2年生がたいしたことないってことでは?
鈴木さんがダメ監督だったか。

三橋の9分割投球のコントロールのよさを、
叶だけが気づいたわけじゃないと思うのよ。

三橋のコントロールを認めていた先輩がいたらいいな。
でも三橋はキャッチャーから、
リードしてもらったことないのよね。
やる気のない先輩だったのかもな…。

三橋に投手をやめさせたがっていた畠たち。
先輩(主将)が言えばできたはず。
学園長の孫というだけで学園で自由に振舞えるもんかな?
気弱な三橋が3年間、投手を続けられた真相、
とくにないのかな。

叶もさ、畠たちが聞いてくれなかったと言っていたけど、
言い訳を聞かされてる気持ちになるわ。

阿部の戸田北シニア時代、なんか大変そうだったし。
もしも叶がシニアで野球をやっていたなら、
部活よりシニア中心になってたかな。
部活で過ごす三橋のこと、叶はあまり分かってないかも。